From 22c3bfee9148e1836817ef00b4829a8385570c69 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Christian Grothoff Date: Sat, 24 Sep 2022 17:04:26 +0200 Subject: update RMS articles --- .../blog/articles/ja/compromise.html | 109 ++++++++++----------- 1 file changed, 51 insertions(+), 58 deletions(-) (limited to 'talermerchantdemos/blog/articles/ja/compromise.html') diff --git a/talermerchantdemos/blog/articles/ja/compromise.html b/talermerchantdemos/blog/articles/ja/compromise.html index 47be98b..f3eb1ed 100644 --- a/talermerchantdemos/blog/articles/ja/compromise.html +++ b/talermerchantdemos/blog/articles/ja/compromise.html @@ -1,80 +1,55 @@ - + + + + 破滅的な折衷案を避ける - GNUプロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーション - + + + +

破滅的な折衷案を避ける

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「25年前の25年前の1983年9月27日、わたしは、ある計画を発表しました。GNU(‘GNU's Not Unix’)と呼ばれる完全に自由なオペレーティング・システムを製作する計画です。GNUシステムの25周年を記念して、わたしは、わたしたちのコミュニティがどのように破滅的な折衷案を避けられるかについて、この記事を書きました。そのような折衷案を避けることに加えて、GNUを手伝うことや、自由ソフトウェアを手伝うことについて、いくつもやり方があります。一つの方法は、不自由なプログラムやオンラインのディスサービスの利用について「ノー」と言うことです。できるだけ多く、もしくはたとえ一度でも。」—リチャード・ストールマン

- +href="/philosophy/saying-no-even-once.html">たとえ一度でも。

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自由ソフトウェア運動は社会的な変革を目的としています: すべてのソフトウェアを自由とし、すべてのソフトウェアの利用者が自由であり、協力するコミュニティの一員であることを可能とするのです。どんな不自由なプログラムも、その利用者に対して不公平な力を開発者に与えてしまいます。わたしたちの目標は、そういった不公正に終止符を打つことです。

自由への道は長い道です。ソフトウェアの利用者が自由を保持することが当たり前の世界に到達するには、いくつもの段階があり、何年もかかることでしょう。いくつかのその段階は困難で、犠牲を必要とするでしょう。別の目標を持った人々と妥協すれば、いくつかは容易になるでしょう。

+href="https://www.fsf.org/bulletin/2008/spring/the-last-mile-is-always-the-hardest/">長い道です。ソフトウェアの利用者が自由を保持することが当たり前の世界に到達するには、いくつもの段階があり、何年もかかることでしょう。いくつかのその段階は困難で、犠牲を必要とするでしょう。別の目標を持った人々と妥協すれば、いくつかは容易になるでしょう。

+ + [GPLのロゴ] 

ですから、フリーソフトウェアファウンデーションは妥協を(大きなものでさえも)します。たとえば、フリーソフトウェアファウンデーションは妥協を(大きなものでさえも)します。たとえば、GNU一般公衆ライセンス (GNU GPL)の第三版の特許条項について、わたしたちは妥協をしました。大きな会社がGPLv3のソフトウェアに貢献し、配布し、それらの条項にしたがってある特許をもたらすことができるように、と考えたからです。

-[GPLv3のロゴ] + [LGPLのロゴ] 

劣等GPLの目的は折衷案です: わたしたちはある選ばれた自由なライブラリを不自由なプログラムと一緒に使うことを認めるためにこれを使います。わたしたちは法的にそれを禁止するのは、かえって開発者をプロプライエタリのライブラリを使う方向に向かわせるだけだ、と考えるからです。ありふれた不自由なプログラムとともに動くようなコードをGNUプログラムに認め、インストールします。不自由なプログラムの利用者に対して自由なものをインストールする(逆ではなく)よう奨励し、そのように文書化し、宣伝します。たとえ、それらの後ろにいるグループに完全には同意しない場合でも、同意できる特定のキャンペーンを支持します。

@@ -97,8 +72,10 @@ title="ruinous (rū'ə-nəs) 形容詞. 1. 破滅をもたらす;

オープンソースの考え方は、消費者の価値を前提とし、消費者の価値に訴えます。そしてそれを断言し、強固にします。これが、わたしたちがオープンソースを擁護しない理由です。

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[ラップトップとともに空中浮遊するGnu] + alt="[ラップトップとともに空中浮遊するGnu]" /> +

自由なコミュニティを完全に永続的に設立するためには、なにか自由ソフトウェアを使ってもらう、それ以上のことが必要です。利便性の面からだけでなく、利用者の自由とコミュニティを尊重するのかどうかという観点から、ソフトウェア(そして、その他のこと)を、「市民の価値」によって判定する、その考えを広めなくてはいけません。

@@ -120,10 +97,10 @@ href="/philosophy/java-trap.html">Javaのような不自由なプログラ

破滅的な折衷案は他人に悪影響を及ぼすだけではありません。認知的不協和によって、あなた自身の価値を歪めるでしょう。もし、あなたにはある価値があるけれども、あなたの行動が別のこと、相反する価値を意味していたら、あなたは矛盾を解決するために、あなたの価値か、あなたの行動を変えることになるでしょう。ですから、実際的な優位点だけを論議するプロジェクト、もしくは、ある不自由なソフトウェアに人々を導くようなプロジェクトは、ほとんどの場合、不自由なソフトウェアは反倫理的であると示唆することさえためらいます。そういったプロジェクトの参加者にとって、公衆とってと同じく、かれらは消費者の価値を強固にするでしょう。わたしたちの価値をまっすぐに保ちたいと願うならば、そういった折衷案は拒否しなくてはなりません。

自由という目標に対して妥協することなく自由ソフトウェアに移行したい方は、FSF +href="https://www.fsf.org/resources">FSF のリソースをご覧ください。自由ソフトウェアとともに動くハードウェアとマシン・コンフィギュレーション、インストールできる完全に自由なGNU/Linuxディストロ、および、100パーセント完全な自由ソフトウェア環境で動く何千もの自由ソフトウェアパッケージが一覧になっています。コミュニティが自由への道へと行けるよう助けたいのであれば、重要な方法は、公然と市民の価値を支持することです。なにが良くて悪いか、何をすべきかを議論するときに、自由の価値とコミュニティについて言及し、議論しましょう。

+href="https://directory.fsf.org/">何千もの自由ソフトウェアパッケージが一覧になっています。コミュニティが自由への道へと行けるよう助けたいのであれば、重要な方法は、公然と市民の価値を支持することです。なにが良くて悪いか、何をすべきかを議論するときに、自由の価値とコミュニティについて言及し、議論しましょう。

間違った場所に導くのであれば、速くいける道は良いものではありません。折衷案は大望の目標を達成するのに非常に重要なものですが、目標から遠ざかってしまう折衷案について知る必要があります。

@@ -131,9 +108,10 @@ href="http://directory.fsf.org/">何千もの自由ソフトウェアパッケ

人生におけるほかの面での同様なことについては、"「ひじでそっと突いても」足りません" +href="https://www.guardian.co.uk/commentisfree/2011/jul/19/nudge-is-not-enough-behaviour-change">"「ひじでそっと突いても」足りません" (英語の記事)をご覧ください。

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