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<title>GNU宣言 - GNUプロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーション</title>
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+-->
+</style>
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+<!--GNUN: OUT-OF-DATE NOTICE-->
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+<div class="article reduced-width">
<h2>GNU宣言</h2>
+<div class="thin"></div>
+<div class="introduction">
<p> 下記のGNU宣言は<a
-href="http://www.stallman.org/">リチャード・ストールマン</a>によって、1985年にGNUオペレーティング・システムの開発に支持を求めて、書かれたものです。1987年までは、開発を説明するのに少々更新されましたが、それからは、変更なしのままで置いておくのがよいでしょう。</p>
+href="https://www.stallman.org/">リチャード・ストールマン</a>によって、1985年にGNUオペレーティング・システムの開発に支持を求めて、書かれたものです。1987年までは、開発を説明するのに少々更新されましたが、それからは、変更なしのままで置いておくのがよいでしょう。</p>
<p>その時から、よくある誤解について、そしてそれが異なる言い回しで避けられることを、わたしたちは学びました。1993年から脚注を付け足し、この点を明確にしました。</p>
<p>GNU/Linuxシステムをインストールしたい方には、わたしたちは<a
href="/distros">100%自由ソフトウェアのGNU/Linuxディストリビューション</a>のひとつを使うことをを推奨します。どのように貢献するかについては、<a
-href="/help/help.html">http://www.gnu.org/help</a>をご覧ください。</p>
+href="/help/help.html">gnu.org/help</a>をご覧ください。</p>
<p>GNUプロジェクトは<a
href="/philosophy/free-sw.html">ソフトウェアのユーザの自由</a>のキャンペーンである自由ソフトウェア運動の一部です。GNUを「オープンソース」の用語と関連付けるのは間違いです。この用語は1998に自由ソフトウェア運動の倫理的な価値に同意しない人々によって思いつかれたものです。かれらは同じフィールドで<a
href="/philosophy/open-source-misses-the-point.html">倫理とは無関係のアプローチ</a>を推進するのにこの用語を使っています。</p>
+<hr class="no-display" />
+</div>
<h3 id="whats-gnu">GNUってなに? GnuはUnixではない (Gnu's Not Unix)!</h3>
<p>
GNU、それはGnuはUnixではない(Gnu's Not
-Unix)を表しますが、わたしが「フリー」に渡し、誰もが使えるように、書いている完全なUnix互換のソフトウェア・システムの名称です。<a
-href="#f1">(1)</a> 何人かのほかのボランティアがわたしを助けてくれます。時間、お金、プログラム、そして機器の貢献が大いに必要です。</p>
+Unix)を表しますが、わたしが「フリー」に渡し、誰もが使えるように、書いている完全なUnix互換のソフトウェア・システムの名称です&#8239;<a
+class="ftn"
+href="#f1">[1]</a>。何人かのほかのボランティアがわたしを助けてくれます。時間、お金、プログラム、そして機器の貢献が大いに必要です。</p>
<p>
いままでに、わたしたちは、エディタ・コマンドを書くためのLispがついたEmacsテキスト・エディタと、ソース・レベル・デバッガ、Yacc互換のパーザ生成系、リンカ、そして、だいたい35のユーティリティを有しています。シェル(コマンド・インタプリタ)はほぼ完成しています。新しい移植性のよい最適化Cコンパイラは、自身をコンパイルできるようになり、今年、リリースできるでしょう。初期段階のカーネルは存在しますが、Unixをエミュレートするにはもっと多くの機能が必要です。カーネルとコンパイラが終了すれば、プログラム開発のために適したGNUシステムを配布することができるでしょう。わたしたちはTeXをわたしたちの文書清書系として使いますが、nroffの作業もしています。わたしたちは、自由な、移植性のよいXウィンドウ・システムも使います。その後、わたしたちは移植性のよいCommon
@@ -51,8 +67,8 @@ Chaosnet, そしてインターネットの各プロトコルを通信のため
わたしの意志に反してわたしにそのようなことが行われる機関に留まることはできません。</p>
<p>
- 屈辱なしにコンピュータを使うことを続けられるために、わたしは、十分な自由ソフトウェアをひとそろい、まとめることを決意しました。そうして、どんな自由でないソフトウェアなしでもやっていけるように、です。わたしはAIラボを辞して、わたしがGNUを渡すのを禁じる、どんな法的理由もMITに与えませんでした。<a
-href="#f2a">(2)</a></p>
+ 屈辱なしにコンピュータを使うことを続けられるために、わたしは、十分な自由ソフトウェアをひとそろい、まとめることを決意しました。そうして、どんな自由でないソフトウェアなしでもやっていけるように、です。わたしはAIラボを辞して、わたしがGNUを渡すのを禁じる、どんな法的理由もMITに与えませんでした&#8239;<a
+class="ftn" href="#f2a">[2]</a>。</p>
<h3 id="compatible">なぜGNUはUnixと互換となるのか</h3>
@@ -78,14 +94,14 @@ href="/philosophy/categories.html#ProprietarySoftware">プロプライエタリ<
<h3 id="contribute">どのようにあなたは貢献できるか</h3>
-<blockquote>
+<div class="comment">
<p>
(昨今では、実施すべきソフトウェアのタスクについて、<a
href="http://fsf.org/campaigns/priority-projects">優先度の高いプロジェクトのリスト</a>と<a
href="http://savannah.gnu.org/people/?type_id=1">GNUの求める支援のリスト</a>、GNUソフトウェア・パッケージの一般タスクリストをご覧ください。そのほかの支援の方法については、<a
href="/help/help.html">GNUオペレーティング・システムを手伝うガイド</a>をご覧ください。)
</p>
-</blockquote>
+</div>
<p>
コンピュータ製造業者にはマシンとお金の寄付を求めています。個人にはプログラムと作業の寄付を求めています。</p>
@@ -102,8 +118,8 @@ href="/help/help.html">GNUオペレーティング・システムを手伝うガ
<h3 id="benefit">なぜ、すべてのコンピュータ・ユーザが利益を受けるのか</h3>
<p>
- 一旦、GNUが書かれたら、すべての人が良いシステムソフトウェアを、ちょうど空気のように、自由に得ることが出来るのです。<a
-href="#f2">(3)</a></p>
+ 一旦、GNUが書かれたら、すべての人が良いシステムソフトウェアを、ちょうど空気のように、自由に得ることが出来るのです&#8239;<a
+class="ftn" href="#f2">[3]</a>。</p>
<p>
これは、すべての人々がUnixライセンスの値段を節約できる以上の、たくさんのことを意味します。それは、システム・プログラミングの努力のたくさんの不必要な重複が避けられることを意味します。その努力は、代わりに、最先端の技術をより進めるために使えるのです。</p>
@@ -125,15 +141,16 @@ href="#f2">(3)</a></p>
<h3 id="rebutted-objections">GNUの目標に対する容易に反駁できる反論</h3>
-<p id="support">
-<strong>「それが自由ならば誰も使わないでしょう。なぜなら、それにはどんなサポートも期待できないことを意味するからです。」</strong></p>
+<dl>
+<dt id="support">
+<strong>「それが自由ならば誰も使わないでしょう。なぜなら、それにはどんなサポートも期待できないことを意味するからです。」</strong></dt>
+<dt>
+<strong>「サポートを提供するために料金を支払うよう課すべきです。」</strong></dt>
+<dd>
<p>
-<strong>「サポートを提供するために料金を支払うよう課すべきです。」</strong></p>
-
-<p>
- 人々が、GNUを無料でサービスなしではなく、むしろGNUと加えたサービスに支払うのであれば、GNUを無料で取得した人々にサービスだけを提供する会社が利益を生むでしょう。<a
-href="#f3">(4)</a></p>
+ 人々が、GNUを無料でサービスなしではなく、むしろGNUと加えたサービスに支払うのであれば、GNUを無料で取得した人々にサービスだけを提供する会社が利益を生むでしょう&#8239;<a
+class="ftn" href="#f3">[4]</a>。</p>
<p>
実際のプログラミングの仕事の形態のサポートと、単なる取扱いを区別しなければなりません。前者はソフトウェア・ベンダには期待できないものです。あなたの問題が十分な人々に共有されていない場合、ベンダーはあなたに、失せろ、というでしょう。</p>
@@ -147,39 +164,42 @@ href="#f3">(4)</a></p>
<p>
そのようなサービスは単に取扱いと保守を売る会社によって提供できます。もし、ユーザがお金を費やしてサービス付きの製品を入手するというのが当たっているならば、製品を無料で入手してサービスを買いたいでしょう。サービスの会社はその品質と値段で競争するでしょう。ユーザはどの特定の会社にも縛られません。一方、サービスは必要としないわたしたちは、サービスに支払う必要なく、プログラムを使えるべきです。</p>
+</dd>
-<p id="advertising">
-<strong>「広告なしには多くの人々に届くことができません。そしてそれをサポートするにはプログラムに(料金を)課さねばなりません。」</strong></p>
-
-<p>
-<strong>「人々が自由に入手できるプログラムに広告することなど無用です。」</strong></p>
-
+<dt id="advertising">
+<strong>「広告なしには多くの人々に届くことができません。そしてそれをサポートするにはプログラムに(料金を)課さねばなりません。」</strong></dt>
+<dt>
+<strong>「人々が自由に入手できるプログラムに広告することなど無用です。」</strong></dt>
+<dd>
<p>
GNUのようなものについてたくさんのコンピュータユーザに知らせるのに使える無料あるいはとても安い広報の様々な形態があります。しかし、たくさんのマイクロコンピュータのユーザに、広告でたどり着けるというのは事実でしょう。本当にそうであれば、料金をとってGNUをコピーして郵送するサービスに広告を出すビジネスは、広告の支払いをするのに十分足るように成功するでしょう。この方法では、広告から利益を得るユーザだけがそれに支払いをするのです。</p>
<p>
- 一方、多くの人がGNUをその友達から得て、そのような会社が成功しない場合、GNUを広めるのに実際は広告は必要ないことを示すでしょう。自由市場の擁護者は自由市場がこれを決めるようにしたいと思わないのはなぜでしょうか?<a
-href="#f4">(5)</a></p>
-
-<p id="competitive">
-<strong>「わたしの会社はプロプライエタリなオペレーティング・システムを競争力を得るために必要とします。」</strong></p>
+ 一方、多くの人がGNUをその友達から得て、そのような会社が成功しない場合、GNUを広めるのに実際は広告は必要ないことを示すでしょう。自由市場の擁護者は自由市場がこれを決めるようにしたいと思わないのはなぜでしょうか?&#8239;<a
+class="ftn" href="#f4">[5]</a></p>
+</dd>
+<dt id="competitive">
+<strong>「わたしの会社はプロプライエタリなオペレーティング・システムを競争力を得るために必要とします。」</strong></dt>
+<dd>
<p>
GNUはオペレーティング・システムのソフトウェアを競争の領域から除くでしょう。この領域では、あなたは優勢ではいられないでしょう。あなたの競争相手もあなたに対して優勢であることはできないでしょう。ほかの領域で競争し、ここでは互いに利益を得るのです。あなたのビジネスがオペレーティング・システムを売ることであれば、あなたはGNUを好まないでしょう。それは、あなたにとって厳しいことでしょう。あなたのビジネスがそのほかのことであれば、GNUは、高価なオペレーティング・システムを売るビジネスに押し込まれることからあなたを救うことができるでしょう。</p>
<p>
- GNUの開発が、たくさんの製造業者とユーザからの恩恵で支援され、それぞれのコストを削減することを、みてみたいと、わたしは願っています。<a
-href="#f5">(6)</a></p>
-
-<p id="deserve">
-<strong>「プログラマはその創造性に対して報酬に値しないのでしょうか?」</strong></p>
+ GNUの開発が、たくさんの製造業者とユーザからの恩恵で支援され、それぞれのコストを削減することを、みてみたいと、わたしは願っています&#8239;<a
+class="ftn" href="#f5">[6]</a>。</p>
+</dd>
+<dt id="deserve">
+<strong>「プログラマはその創造性に対して報酬に値しないのでしょうか?」</strong></dt>
+<dd>
<p>
なにかが報酬に値する場合、それは社会的貢献です。創造性が社会的貢献であることもありえるでしょう。しかし、社会が自由に結果を利用できる場合に限られます。もし、プログラマが革新的なプログラムを作ったことで報酬に値するならば、同様な理由で、そのプログラムの利用を制限した場合には罰に値します。</p>
+</dd>
-<p id="reward">
-<strong>「プログラマはその創造性に対して報酬を要求することができるべきではないでしょうか?」</strong></p>
-
+<dt id="reward">
+<strong>「プログラマはその創造性に対して報酬を要求することができるべきではないでしょうか?」</strong></dt>
+<dd>
<p>
仕事に対して支払を望むことや、収入を最大にしようと努めることは、破壊的な方法を用いるのではない限り、まったく問題ありません。しかし、今日、ソフトウェアの分野で慣習となっている方法は破壊にもとづいています。</p>
@@ -188,10 +208,11 @@ href="#f5">(6)</a></p>
<p>
善き市民が豊になるためにそのような破壊的方法を用いない理由は、もし皆がそうすれば、相互の破壊によって全員が貧しくなってしまうからです。これはカントの倫理です。もしくは、黄金律です。皆が情報を秘蔵する場合の影響の帰結をわたしは好まないので、そうすることは間違っていると考えるべきだと、わたしは、考えます。具体的には、創造性への報酬を得たいという欲望は、その創造性の全体あるいは一部を世間一般から奪うことを正当化しません。</p>
+</dd>
-<p id="starve">
-<strong>「プログラマは飢えませんか?」</strong></p>
-
+<dt id="starve">
+<strong>「プログラマは飢えませんか?」</strong></dt>
+<dd>
<p>
プログラマになることを誰も強制されない、と答えましょうか。ほとんどの人は街角に立ってにらめっこをしてお金を得ることはできません。しかし、その結果として、一生を街角に立ってにらめっこをすることに費やしなさいと宣告され、飢えてしまう、ということはありません。わたしたちはなにかほかのことをします。</p>
@@ -202,21 +223,23 @@ href="#f5">(6)</a></p>
プログラマが飢えない本当の理由は、プログラミングで支払いを得ることがそれでも可能だからです。今と同じように多くはないだけです。</p>
<p>
- コピーをすることを制限することだけが、ソフトウェアのビジネスの基礎ではありません。それがほとんどのお金を持ってくるので、これは、もっともよくある基礎<a
-href="#f8">(7)</a>です。それがもし禁止されている場合、あるいは、顧客から拒否される場合、ソフトウェアのビジネスは、今はあまり用いられていない、ほかの組織化の基礎へと移行するでしょう。いろいろなビジネスを組織するたくさんの方法が常にあります。</p>
+ コピーをすることを制限することだけが、ソフトウェアのビジネスの基礎ではありません。それがほとんどのお金を持ってくるので、これは、もっともよくある基礎&#8239;<a
+class="ftn"
+href="#f8">[7]</a>です。それがもし禁止されている場合、あるいは、顧客から拒否される場合、ソフトウェアのビジネスは、今はあまり用いられていない、ほかの組織化の基礎へと移行するでしょう。いろいろなビジネスを組織するたくさんの方法が常にあります。</p>
<p>
プログラミングは、おそらく、新しい基礎では、今のように儲かるものではないでしょう。しかし、これは変革への反論とはなりません。販売事務員がいまそうしているように給与を得るのは不正とは考えられません。プログラマが同じようにした場合、それも不正ではないでしょう。(実際には、プログラマはそれよりも十分多くを得るでしょう。)</p>
+</dd>
-<p id="right-to-control">
-<strong>「創造性がどのように使われるかコントロールする権利を人々は有しませんか?」</strong></p>
-
+<dt id="right-to-control">
+<strong>「創造性がどのように使われるかコントロールする権利を人々は有しませんか?」</strong></dt>
+<dd>
<p>
「ある人のアイデアの利用をコントロールする」ということは、実に、ほかの人々の生活をコントロールすることから構成されます。そして、それは通常、その暮らしをより困難にしてしまいます。</p>
<p>
- 知的財産権<a
-href="#f6">(8)</a>の問題を慎重に研究した人々(法律家のように)は、知的財産には本来備わっている権利はない、と言います。政府が認識する、信じられている類の知的財産権は、特定の目的のための特定の法律によって作られたものです。</p>
+ 知的財産権&#8239;<a class="ftn"
+href="#f6">[8]</a>の問題を慎重に研究した人々(法律家のように)は、知的財産には本来備わっている権利はない、と言います。政府が認識する、信じられている類の知的財産権は、特定の目的のための特定の法律によって作られたものです。</p>
<p>
たとえば、特許のシステムは発明者がその発明の詳細を開示することを推奨するように作られました。その目的は発明者を助けることではなく、社会に役立つように、でした。当時、特許の17年の寿命は、最先端の進歩の速度と比較すると短いものでした。特許は製造者間だけの問題であり、製造者にとってライセンス合意のコストと努力は、生産の設立と比較すれば小さく、特許は、しばしば、そんなに有害なものではありません。特許製品を使うほとんどの個人を妨害することはありません。</p>
@@ -230,19 +253,21 @@ href="#f6">(8)</a>の問題を慎重に研究した人々(法律家のように)
<p>
今日のプログラムのケースは百年前の書籍の場合と大きく異なります。プログラムをコピーする一番簡単な方法は、ある隣人からその隣人へ、であるという事実、プログラムにはソースコードとオブジェクトコードがあり、それらは異なるという事実、プログラムは読んだり楽しんだりするよりも、使うものであるという事実、それらが組み合わさって、著作権を行使するある人が物心両面で社会全体に害を為すという状況を生み出しています。この状況では、法律がそれを可能にするかどうかに関係なく、そうするべきではありません。</p>
+</dd>
-<p id="competition">
-<strong>「競争が、ものごとをよりよいものとします。」</strong></p>
-
+<dt id="competition">
+<strong>「競争が、ものごとをよりよいものとします。」</strong></dt>
+<dd>
<p>
競争のパラダイムはレースです。勝者に報酬を与えることによって、皆を速く走るように促します。資本主義が本当にこの方法で働くとき、競争はよい仕事をしますが、その擁護者は、間違って、いつもそのように働くと仮定します。走者が、なぜ報酬が与えられるのかを忘れ、何がなんでも勝つということに固執すれば、ほかの戦略を見つけるかもしれません。ほかの走者を攻撃する、というように。走者が素手で殴り合うようになれば、全員が遅くゴールすることになります。</p>
<p>
プロプライエタリな秘密のソフトウェアは素手で殴り合う走者と道徳的に同等です。悲しいことに、わたしたちのレフェリーは、格闘に反対ではないようで、調整するだけです(「10ヤード走る毎に一発だけ殴れます」、と)。レフェリーは本当はかれらを止めに入るべきで、格闘しようとしただけでも走者を罰するべきなのです。</p>
+</dd>
-<p id="stop-programming">
-<strong>「金銭の報奨がなければ、みんなプログラミングを止めてしまうのでは?」</strong></p>
-
+<dt id="stop-programming">
+<strong>「金銭の報奨がなければ、みんなプログラミングを止めてしまうのでは?」</strong></dt>
+<dd>
<p>
実際、多くの人々はまったく金銭的な動機なしにプログラムするでしょう。プログラミングは、ある人々には抗しがたい魅力です。通常、そうするのに最適な人々にとって。その方法で生計を立てる希望がまったくなくても、プロフェッショナルのミュージシャンの不足の心配はまったくありません。</p>
@@ -258,17 +283,19 @@ href="#f6">(8)</a>の問題を慎重に研究した人々(法律家のように)
<p>
この事実が示すことは、金持ちになるよりもほかの理由で人々はプログラムするということです。しかし、同時にたくさんのお金を得る機会が与えられれば、それを期待し、要求するようになるでしょう。低給を支払う組織は、高給を支払う組織に競争に勝ち得ませんが、高給を支払う組織が禁止されれば、やっていけないわけではありません。</p>
+</dd>
-<p id="desperate">
-<strong>「わたしたちはぜひともプログラマが必要です。かれらが、わたしたちの隣人を助けることを止めることを要求するなら、わたしたちは従わなければなりません。」</strong></p>
-
+<dt id="desperate">
+<strong>「わたしたちはぜひともプログラマが必要です。かれらが、わたしたちの隣人を助けることを止めることを要求するなら、わたしたちは従わなければなりません。」</strong></dt>
+<dd>
<p>
そういった類の要求に従わなければならないほど、どうしても必要ということは決してありません。忘れないように:
たとえ何百万かかろうとも防衛を、しかし、賄賂には1セントも払うな、です。</p>
+</dd>
-<p id="living">
-<strong>「プログラマはなにかで生計を立てる必要があります。」</strong></p>
-
+<dt id="living">
+<strong>「プログラマはなにかで生計を立てる必要があります。」</strong></dt>
+<dd>
<p>
短期的には、これは正しいでしょう。しかし、プログラマがプログラムを使う権利を売ることなく生計を立てられるたくさんの方法があります。この方法がいまやありふれているのは、それがプログラマやビジネスマンにほとんどのお金をもたらすからで、それが生計を立てる唯一の方法だから、ではありません。探そうと思えば、ほかの方法を見つけることは容易でしょう。いくつか例をあげてみましょう。</p>
@@ -279,8 +306,8 @@ href="#f6">(8)</a>の問題を慎重に研究した人々(法律家のように)
指導や取扱い、保守のサービスもプログラマを雇うでしょう。</p>
<p>
- 新しいアイデアを持った人々は、プログラムをフリーウェア<a
-href="#f7">(9)</a>として配布して、満足したユーザに寄付をお願いしたり、取扱いサービスを販売できるでしょう。わたしは、この方法で働くことにすでに成功している人々に会ったことがあります。</p>
+ 新しいアイデアを持った人々は、プログラムをフリーウェア&#8239;<a class="ftn"
+href="#f7">[9]</a>として配布して、満足したユーザに寄付をお願いしたり、取扱いサービスを販売できるでしょう。わたしは、この方法で働くことにすでに成功している人々に会ったことがあります。</p>
<p>
関連する需要があるユーザは、ユーザグループを結成し、会費を集めることができます。グループはプログラミングの会社と契約して、グループのメンバーが使いたいプログラムを書いてもらうのです。</p>
@@ -306,14 +333,18 @@ href="#f7">(9)</a>として配布して、満足したユーザに寄付をお
<li>このコミュニティがどういったレベルのサポートが必要かを決定する。</li>
<li>どのプロジェクトが取り分を費やすかを気にするユーザは自分自身で選択できる。</li>
</ul>
+</dd>
+</dl>
+<div class="column-limit"></div>
+
<p>
長期的には、プログラムを自由にすることは、供給不足の時代の後の世代の世界への一歩でしょう。そこでは、誰も生計を立てるためだけに懸命に働く必要はないでしょう。そこで、必要な週10時間の仕事、立法、人生相談、ロボットの修理、小惑星探査といったもの、の後には、人々はプログラミングのような楽しい活動に専心する自由があるでしょう。プログラミングで生計を立てられる必要はないでしょう。</p>
<p>
実際の生産性のために社会全体が行わなければならない労働の量は、既に大きく削減されてきていますが、そのほんの少ししか労働者の余暇へと変換されてません。これは、たくさんの非生産的活動が生産的活動にともなって必要となるからです。この主な原因は官僚主義と「どんぐりの背比べ」の競争です。自由ソフトウェアは、ソフトウェアの生産の分野で、この流出を大いに削減するでしょう。わたしたちはそうしなければなりません。生産性の技術的利得を、わたしたちのより少ない労働に変換するために。</p>
+<div class="column-limit"></div>
-
-<h3 id="footnotes">脚注</h3>
+<h3 id="footnotes" class="footnote">脚注</h3>
<!-- The anchors do not match the actual footnote numbers because of
revisions over time. And if a new footnote is added, the references
@@ -329,7 +360,7 @@ href="/philosophy/words-to-avoid.html#GiveAwaySoftware">紛らわしい言葉と
<li id="f3">そういった会社はいくつか今存在します。</li>
<li id="f4">会社ではなく慈善団体ですが、フリーソフトウェアファウンデーションは10年の間、その資金のほとんどを配布サービスから得ていました。あなたは、その仕事を支持するために、<a
-href="/order/order.html">FSFのものを注文する</a>ことができます。
+href="https://shop.fsf.org/">FSFのものを注文する</a>ことができます。
</li>
<li id="f5">1991年あたりで、コンピュータ会社のグループが、GNU Cコンパイラの保守を支援するために、資金を集めました。</li>
@@ -343,6 +374,7 @@ href="/philosophy/not-ipr.html">さらなる説明</a>をご覧ください。</
href="/philosophy/words-to-avoid.html#Freeware">紛らわしい言葉と言い方</a>」をご覧ください。</li>
</ol>
+</div>
<div class="translators-notes">
@@ -352,7 +384,7 @@ href="/philosophy/words-to-avoid.html#Freeware">紛らわしい言葉と言い
<!-- for id="content", starts in the include above -->
<!--#include virtual="/server/footer.ja.html" -->
-<div id="footer">
+<div id="footer" role="contentinfo">
<div class="unprintable">
<p>FSFおよびGNUに関する問い合わせは<a
@@ -371,12 +403,12 @@ href="mailto:webmasters@gnu.org">&lt;webmasters@gnu.org&gt;</a>までお送り
&lt;web-translators@gnu.org&gt;</a>.</p>
- <p>For information on coordinating and submitting translations of
+ <p>For information on coordinating and contributing translations of
our web pages, see <a
href="/server/standards/README.translations.html">Translations
README</a>. -->
正確で良い品質の翻訳を提供するよう努力していますが、不完全な場合もあるかと思います。翻訳に関するコメントと提案は、<a
-href="mailto:web-translators@gnu.org">&lt;web-translators@gnu.org&gt;</a>におねがいします。</p><p>わたしたちのウェブページの翻訳の調整と提出については、<a
+href="mailto:web-translators@gnu.org">&lt;web-translators@gnu.org&gt;</a>におねがいします。</p><p>わたしたちのウェブページの翻訳の調整と貢献については、<a
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</div>
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There is more detail about copyright years in the GNU Maintainers
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-<p>Copyright &copy; 1985, 1993, 2003, 2005, 2007, 2008, 2009, 2010, 2014, 2015
-Free Software Foundation, Inc.</p>
+<p>Copyright &copy; 1985, 1993, 2004, 2005, 2007, 2009, 2010, 2015, 2021 Free
+Software Foundation, Inc.</p>
<p>
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@@ -414,11 +446,12 @@ Free Software Foundation, Inc.</p>
<p class="unprintable"><!-- timestamp start -->
最終更新:
-$Date: 2015/06/03 01:27:16 $
+$Date: 2021/12/01 02:59:07 $
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</p>
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</div>
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</html>