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@@ -1,35 +1,44 @@
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<title>LinuxとGNU - GNU プロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーション</title>
+<style type="text/css" media="print,screen"><!--
+a.ftn { font-size: .94em; }
+-->
+</style>
<meta http-equiv="Keywords" content="GNU, FSF, フリーソフトウェアファウンデーション, Linux, Emacs, GCC, Unix, 自由ソフトウェア,
オペレーティング・システム, GNUカーネル, HURD, GNU HURD, Hurd" />
<meta http-equiv="Description" content="1983年から、Unixスタイルの自由なオペレーティングシステムGNUを開発し、コンピュータの利用者が自らが使うソフトウェアを共有し改良する自由を有するよう、活動しています。" />
<!--#include virtual="/gnu/po/linux-and-gnu.translist" -->
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-<h2 class="c">LinuxとGNUシステム</h2>
+<!--#include virtual="/gnu/gnu-breadcrumb.ja.html" -->
+<!--GNUN: OUT-OF-DATE NOTICE-->
+<!--#include virtual="/server/top-addendum.ja.html" -->
+<div class="article reduced-width">
+<h2>LinuxとGNUシステム</h2>
-<address class="byline c"><a href="https://www.stallman.org/">リチャード・ストールマン</a>著</address>
+<address class="byline"><a href="https://www.stallman.org/">リチャード・ストールマン</a>著</address>
-<div class="reduced-width">
-<hr class="no-display" />
-<div class="announcement">
-<p>さらに詳しい情報は<a href="/gnu/gnu-linux-faq.html">GNU/LinuxのFAQ</a> と <a
-href="/gnu/why-gnu-linux.html">なんでGNU/Linux?</a>もご覧ください。</p>
-</div>
-<hr class="thin" />
-
-<div class="article">
<p>
多くのコンピュータ利用者は、毎日<a
href="/philosophy/categories.html#TheGNUsystem">GNUシステム</a>の変更版を使っていますが、気がついていません。ひょんなことから今日広く使われているGNUの版は、&ldquo;Linux&rdquo;としばしば呼ばれ、多くの利用者は、それが基本的には<a
href="/gnu/gnu-history.html">GNUプロジェクト</a>で開発されたGNUシステムであることを<a
href="/gnu/gnu-users-never-heard-of-gnu.html">知りません</a>。</p>
+<div class="announcement comment" role="complementary">
+<hr class="no-display" />
+<p>さらに詳しい情報は<a href="/gnu/gnu-linux-faq.html">GNU/LinuxのFAQ</a> と <a
+href="/gnu/why-gnu-linux.html">なんでGNU/Linux?</a>もご覧ください。</p>
+<hr class="no-display" />
+</div>
+
<p>
たしかに、Linuxというものは存在し、人びとはそれを使っています。ただし、それは単に使っているシステムの一部です。Linuxはカーネルです:
システムの中のプログラムで、ほかのプログラムの実行のためにマシンのリソースを割り当てます。カーネルは、オペレーティング・システムの重要な部分ですが、それだけでは役に立ちません。カーネルは完全なオペレーティング・システム全体のコンテクストで初めて機能します。Linuxは通常GNUオペレーティング・システムと組み合わせて使われます。システム全体は基本的にはGNUであり、それにLinuxが加えられたものです。いわゆる&ldquo;Linux&rdquo;ディストリビューションは、すべて、本当はGNU/Linuxのディストリビューションなのです。</p>
@@ -62,8 +71,8 @@ GNUを開発することを目標としたのです。</p>
<p>
多くの人々がシステムの自由ソフトウェアに多大な貢献をしてきましたし、それらはみな称賛に値します。しかしそれが単なる有用なプログラムの寄せ集めではなく、<em>統合されたシステム</em>であるのは、GNUプロジェクトがそれをシステムとしてまとめ上げる目標を立てたからです。わたしたちは自由で<em>完全な</em>システムを構成するのに必要なプログラムのリストを作り、そのリストに載っているものすべてを組織的に探し、書き、あるいは書いてくれる人を探しました。わたしたちは、アセンブラやリンカといった、重要だがあまりエキサイティングではない<a
-href="#unexciting">(1)</a>コンポーネントを書きました。それら無しではシステムはありえないからです。システム・コンポーネントのいくつか、プログラミング・ツールは、プログラマの間でそれ自身、人気が出ました。しかし、ツールではない<a
-href="#nottools">(2)</a>たくさんのコンポーネントもわたしたちは書きました。チェスのゲーム、GNU
+href="#unexciting">(1)</a>コンポーネントを書きました。それら無しではシステムはありえないからです。システム・コンポーネントのいくつか、プログラミング・ツールは、プログラマの間でそれ自身、人気が出ました。しかし、ツールではない&#8239;<a
+class="ftn" href="#nottools">[2]</a>たくさんのコンポーネントもわたしたちは書きました。チェスのゲーム、GNU
Chessも開発しました。完全なシステムにはゲームも必要ですから。</p>
<p>
@@ -75,17 +84,18 @@ Hurdは確かに動くようになりました</a>が、一般の使用に供す
<p>
幸運なことに、Linuxがあったので、わたしたちはHurdを待つ必要はありませんでした。1992年にトーバルズがLinuxを自由ソフトウェアとしてから、それはGNUシステムの最後の主要なギャップに適合したのです。そして、<a
-href="http://ftp.funet.fi/pub/linux/historical/kernel/old-versions/RELNOTES-0.01">LinuxをGNUシステムに組み合わせ</a>、完全なシステムを作ることができるようになりました:
+href="https://ftp.funet.fi/pub/linux/historical/kernel/old-versions/RELNOTES-0.01">LinuxをGNUシステムに組み合わせ</a>、完全なシステムを作ることができるようになりました:
Linuxも含んだGNUシステムのバージョンです。別の言葉で言えば、GNU/Linuxシステムです。</p>
<p>
-それらを一緒に動くようにするということは、とるにたらない仕事ではありませんでした。いくつかのGNUのコンポーネント<a
-href="#somecomponents">(3)</a>は、Linuxとともに動くのに相当な変更が必要となりました。ディストリビューションとして完全なシステムに統合し、「箱から出してすぐに」使えるとするのも大変な作業でした。どうシステムをインストールし、起動するかという問題を扱う必要があったからです。&mdash;
+それらを一緒に動くようにするということは、とるにたらない仕事ではありませんでした。いくつかのGNUのコンポーネント&#8239;<a
+class="ftn"
+href="#somecomponents">[3]</a>は、Linuxとともに動くのに相当な変更が必要となりました。ディストリビューションとして完全なシステムに統合し、「箱から出してすぐに」使えるとするのも大変な作業でした。どうシステムをインストールし、起動するかという問題を扱う必要があったからです。&mdash;
そういう段階にまだ到達していなかったので、それは、わたしたちがそれまで取り組んだことのなかった問題でした。ですから、様々なシステム・ディストリビューションを開発した人々が重要な仕事をたくさんしました。しかし、それは、ものごとの本質として、誰かによって必ずなされなければならない仕事だったのです。</p>
<p>
GNUプロジェクトは、GNU/Linuxシステムを、GNUシステム<em>それ自体</em>と同じく、支持しています。<a
-href="http://fsf.org/">FSF</a>は、GNU
+href="https://fsf.org/">FSF</a>は、GNU
CライブラリのLinux関連の拡張の書き直しに資金援助し、いま、それらはうまく統合され、最新のGNU/Linuxシステムでは現在のライブラリのリリースを変更なしで利用するようになりました。FSFは、また、Debian
GNU/Linux の開発の初期段階に資金提供をしました。</p>
@@ -95,57 +105,49 @@ href="/philosophy/open-source-misses-the-point.html">&ldquo;オープンソー
href="/philosophy/free-software-even-more-important.html">&ldquo;自由ソフトウェア&rdquo;の理念</a>にしたがいません。しかし、<a
href="/distros/">完全に自由なGNU/Linuxディストロ</a>もあるのです。FSFは、こういったディストリビューションのいくつかにコンピュータ設備を提供しています。</p>
-<p>自由なGNU/Linuxディストリビューションを作るのは単にさまざまな不自由なプログラムを除去するだけの問題ではありません。近年では、通常の版のLinuxには不自由なプログラムも入っているからです。これらのプログラムはシステムが起動したときにI/Oデバイスにロードされることが意図され、Linuxの"ソースコード"のなかに長い数列として含まれています。自由なGNU/Linuxディストリビューションを保守するには、いまや、<a
-href="http://directory.fsf.org/project/linux">自由な版のLinux</a>も保守することが必然的に伴うのです。</p>
+<p>自由なGNU/Linuxディストリビューションを作るのは単にさまざまな不自由なプログラムを除去するだけの問題ではありません。近年では、通常の版のLinuxには不自由なプログラムも入っているからです。これらのプログラムはシステムが起動したときにI/Oデバイスにロードされることが意図され、Linuxの「ソースコード」のなかに長い数列として含まれています。自由なGNU/Linuxディストリビューションを保守するには、いまや、<a
+href="https://directory.fsf.org/project/linux">自由な版のLinux</a>も保守することが必然的に伴うのです。</p>
<p>GNU/Linuxを使うかどうかは別にして、どうか&ldquo;Linux&rdquo;という名称をあいまいに使うことで一般大衆を混乱させないでください。Linuxはカーネルであり、システムに不可欠の重要なコンポーネントの一つです。全体としてのシステムはGNUシステムであり、Linuxが追加されたものなのです。この組み合わせについて語るときには、&ldquo;GNU/Linux&rdquo;と呼んでください。</p>
<p>
参照として、&ldquo;GNU/Linux&rdquo; についてリンクを張りたいときは、このページとこちら<a
-href="/gnu/the-gnu-project.html">
-http://www.gnu.org/gnu/the-gnu-project.html</a>が良い選択です。カーネルのLinuxについて述べ、参照としてリンクを加えたいときには、<a
-href="http://foldoc.org/linux">http://foldoc.org/linux</a>が使うのに適したURLです。</p>
+href="/gnu/thegnuproject.html">
+https://www.gnu.org/gnu/th-gnuproject.html</a>が良い選択です。カーネルのLinuxについて述べ、参照としてリンクを加えたいときには、<a
+href="https://foldoc.org/linux">https://foldoc.org/linux</a>が使うのに適したURLです。</p>
<div class="column-limit"></div>
<h3 class="footnote">あとがき</h3>
<p>
-GNUのほかに、別にプロジェクトがもう一つあり、Unixライクなオペレーティング・システムを独立に作り上げています。このシステムはBSDとして知られ、カリフォルニア大学バークレー校において開発されました。80年代にはこれは不自由でしたが、90年代はじめに自由となりました。今日存在する自由なオペレーティングシステム<a
-href="#newersystems">(4)</a>はGNUシステムの変種か、BSDシステムの一種と考えてまず間違いありません。</p>
+GNUのほかに、別にプロジェクトがもう一つあり、Unixライクなオペレーティング・システムを独立に作り上げています。このシステムはBSDとして知られ、カリフォルニア大学バークレー校において開発されました。80年代にはこれは不自由でしたが、90年代はじめに自由となりました。今日存在する自由なオペレーティングシステム&#8239;<a
+class="ftn"
+href="#newersystems">[4]</a>はGNUシステムの変種か、BSDシステムの一種と考えてまず間違いありません。</p>
<p>
-BSDはGNUのひとつの版かどうか(GNU/Linuxのように)、と、聞かれることがままあります。BSDの開発者たちは、GNUプロジェクトの例に触発されて、かれらのコードを自由ソフトウェアとしました。GNUの活動家によって励まされてきましたが、かれらのコードにはGNUとほとんど重複するところがありません。今日のBSDシステムもいくつかのGNUプログラムを使っています。GNUシステムとその変種がいくつかのBSDソフトウェアを使っているのと同様に。しかし、全体から見れば、この二つは別々に進化してきたものです。BSDの開発者はカーネルを書き、GNUシステムに加えたわけではありません。ですから、GNU/BSDというような名前は状況に則したものではないでしょう。<a
-href="#gnubsd">(5)</a></p>
+BSDはGNUのひとつの版かどうか(GNU/Linuxのように)、と、聞かれることがままあります。BSDの開発者たちは、GNUプロジェクトの例に触発されて、かれらのコードを自由ソフトウェアとしました。GNUの活動家によって励まされてきましたが、かれらのコードにはGNUとほとんど重複するところがありません。今日のBSDシステムもいくつかのGNUプログラムを使っています。GNUシステムとその変種がいくつかのBSDソフトウェアを使っているのと同様に。しかし、全体から見れば、この二つは別々に進化してきたものです。BSDの開発者はカーネルを書き、GNUシステムに加えたわけではありません。ですから、GNU/BSDというような名前は状況に則したものではないでしょう。&#8239;<a
+class="ftn" href="#gnubsd">[5]</a></p>
<div class="column-limit"></div>
-<h3 class="footnote">注</h3>
+<h3 class="footnote">脚注</h3>
<ol>
-<li>
-<a id="unexciting"></a>エキサイティングではないが重要なコンポーネントには、GNUアセンブラ(GAS)、リンカー(GLD)
-(両方とも今は<a href="/software/binutils/">GNU Binutils</a>パッケージに入っています)、<a
+<li id="unexciting">エキサイティングではないが重要なコンポーネントには、GNUアセンブラ(GAS)、リンカー(GLD) (両方とも今は<a
+href="/software/binutils/">GNU Binutils</a>パッケージに入っています)、<a
href="/software/tar/">GNU tar</a>、などを含め、たくさんのものが含まれます。</li>
-<li>
-<a id="nottools"></a>たとえば、Bourne Again SHell (BASH)、PostScriptインタプリタ<a
+<li id="nottools">たとえば、Bourne Again SHell (BASH)、PostScriptインタプリタ<a
href="/software/ghostscript/ghostscript.html">Ghostscript</a>、<a
href="/software/libc/libc.html">GNU
Cライブラリ</a>はプログラミング・ツールではありません。GNUCash、GNOME、GNU Chessもそうではありません。</li>
-<li>
-<a id="somecomponents"></a>たとえば、<a href="/software/libc/libc.html">GNU
-Cライブラリ</a>です。</li>
+<li id="somecomponents">たとえば、<a href="/software/libc/libc.html">GNU Cライブラリ</a>です。</li>
-<li>
-<a
-id="newersystems"></a>これが書かれてから、だいたい全部が自由なウィンドウズライクなシステムが開発されましたが、技術的にはこれはまったくGNUあるいはUnixに似たものではありませんから、この問題に関係しません。Solarisのカーネルのほとんどは自由になりましたが、自由なシステムをそれから作りたいとすると、カーネルの足りない部分を置き換えるほかに、これもまた、GNUかBSDに載せる必要があるでしょう。</li>
+<li id="newersystems">これが書かれてから、だいたい全部が自由なウィンドウズライクなシステムが開発されましたが、技術的にはこれはまったくGNUあるいはUnixに似たものではありませんから、この問題に関係しません。Solarisのカーネルのほとんどは自由になりましたが、自由なシステムをそれから作りたいとすると、カーネルの足りない部分を置き換えるほかに、これもまた、GNUかBSDに載せる必要があるでしょう。</li>
-<li>
-<a id="gnubsd"></a>一方、この論説が書かれて何年かたった後、GNU
+<li id="gnubsd">一方、この論説が書かれて何年かたった後、GNU
Cライブラリは、BSDカーネルのいくつかの版に移植されました。これにより、GNUシステムをBSDのカーネルと組み合わせることが簡単になりました。GNU/Linuxのように、まさにこれらはGNUの変種です。ですから、たとえば、システムのカーネルに応じて、GNU/kFreeBSDやGNU/kNetBSDのように呼ばれます。ふつうの典型的なデスクトップ利用者がGNU/LinuxとGNU/*BSDを区別することはほとんどできないでしょう。</li>
-
</ol>
</div>
-</div>
<div class="translators-notes">
@@ -199,11 +201,11 @@ href="/server/standards/README.translations.html">翻訳 README</a>をご覧く
There is more detail about copyright years in the GNU Maintainers
Information document, www.gnu.org/prep/maintain. -->
-<p>Copyright &copy; 1997-2002, 2007, 2014-2017, 2019, 2021 Richard M. Stallman</p>
+<p>Copyright &copy; 1997-2002, 2005, 2008, 2019, 2021 Richard Stallman</p>
<p>このページは<a rel="license"
href="http://creativecommons.org/licenses/by-nd/4.0/deed.ja">Creative
-Commons Attribution-NoDerivs 4.0 International License</a>の条件で許諾されます。</p>
+Commons Attribution-NoDerivatives 4.0 International License</a>の条件で許諾されます。</p>
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<div class="translators-credits">
@@ -214,11 +216,12 @@ Commons Attribution-NoDerivs 4.0 International License</a>の条件で許諾さ
<p class="unprintable"><!-- timestamp start -->
最終更新:
-$Date: 2021/04/20 10:32:54 $
+$Date: 2021/12/01 02:59:07 $
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</p>
</div>
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